2025年07月25日
7月21日(月)に、「孤立させない社会へ―再出発を支える地域づくり―」というテーマで、PROS主催の再犯防止シンポジウムが、学生約200名のほか学外からも100名余りの参加者を得て開催されました。
シンポジウムに先立ち、PROSの活動紹介と、PROS顧問で、本学副学長?平野美紀法学部教授による「再犯防止と地域包摂」についての講義があり、続いて、認定NPO法人「抱樸(ほうぼく)」の理事長である奥田知志氏から、「ひとりにしない支援とは何か:再犯防止と伴奏型支援」というタイトルでご講演いただきました。奥田氏は、北九州市でこれまで3,700人以上のホームレスの人々の自立を支援され、全国的にも注目される「希望のまち」プロジェクトを展開されています。
さらに、高松市障がい者基幹相談支援センター中核拠点センター長?川村圭氏の司会進行により、奥田氏のほかPROSの学生が登壇してパネルディスカッションを行い、刑務所出所者の再出発を応援するPROSの活動についても、議論を深めました。
参加者にとって、多様な人々を受容する包摂的な社会を目指すことの重要さを再認識する機会になりました。